色々なIOTの活用事例

私たちの生活をより便利にする様々なIOTの活用事例をご紹介

IoTで「家中便利」があたりまえに

タグ:新製品 , 自動車

IoTテクノロジーが家電分野に活用されたものが「スマート家電」と呼ばれ、住宅分野に活用されればそれは「スマートハウス」と呼ばれます。
すでに日本でもスマート家電やスマートハウスに関する事例は多く存在し、「家中便利」があたりまえになりつつあります。
今回は2017年4月以降のスマートハウス関連事例を厳選ピックアップいたしました。スマートハウス化が拡大する動きや、スマートハウス向けIoTデバイスをご紹介いたします。

スマートハウス関連 – 注目のIoT事例

インテリジェントホーム提供可能エリアが全国に拡大

2017年4月6日発表。「インテリジェントホーム」とはイッツ・コミュニケーションズ株式会社(以下、イッツコム)とConnected Design株式会社(以下、コネクティッドデザイン)が2015年2月より提供しているスマートホームサービスです。
インテリジェントホームを利用することにより、対象物件に設置された様々なセンサーやIoTデバイスが、インターネット経由でスマートフォンなどのモバイル端末とつながります。
また、専用アプリケーションで外出先など遠隔から自宅のIoT家電をコントロールすることもできます。

画像参照元:ITSCOM HP

itscom.jpg

このインテリジェントホームのサービスが提供されるために必要な機器の卸販売に関して、全国の34事業者と契約締結がなされたことで提供可能エリアが全国に拡大しました。イッツコムとコネクティッドデザインは、かねてより進めていたケーブルテレビ事業者へのインテリジェントホーム採用提案でも多くの合意を得ています。

参考元サイト:コネクテッドデザイン株式会社

「リノベる提供スマートハウス – 2016年末から4か月で10件を突破」

2017年5月11日発表。リノベる株式会社(以下、リノベる)は中古マンションのリノベーションサービス「リノベる。」を展開しており、そのなかでスマートハウスプランを利用した引渡し済み件数は2017年4月末時点で10件を突破しました。
このスマートハウスプランは、住宅に「住み始めたあと」にも機能が追加されたり、ライフスタイルの変化にも合わせた設定の変更が可能ということで、一般的なリノベーションサービスではないことがわかります。
リノベるは同年4月12日、同社が提供するスマートハウス専用アプリ「Connectly App(コネクトリーアップ)」にクローゼット機能を追加したと発表しました。内容は寺田倉庫と提携したもので、Connectly Appを使い寺田倉庫が提供する倉庫からいつでも荷物を出し入れできるというものです。

リノベるでリノベーションを検討するクライアントは、この機能を利用することであらかじめ自宅の収納スペースをコンパクトに設計することが可能です。収納をスマートに管理できるという意味では、スマートハウスの一部と呼べるかもしれません。また、リノベるはブランドムービーとして「今手に入る未来の暮らしConnectly」を公開しました。

参照元サイト:リノベる株式会社 HP

Synthetic Sensorsで簡単に自宅がスマートハウスに

2017年5月発表。「CHI2017」という、人間とコンピューターに関わる重要な国際会議で「Synthetic Sensors」は発表されました。開発者はカーネギー・メロン大学の教授らで、かなりユニークなスマートハウスへのアプローチとなっております。
このデバイスには様々なセンサーが搭載されており、それによって家電や水道などの使用も検出可能です。
さらに、ホワイトボードにペンで書く・ドアをノックする動作なども検出することができます。
Synthetic Sensorsを1個活用するだけで、スマートハウスに向けてスマート家電を買いそろえる必要性は低くなります。
また、手間をかけて多くのセンサー類を設置することも不要です。

このSynthetic Sensorsには様々なセンサーが搭載されているものの、プライバシーの問題を考慮してカメラは搭載されていません。

参照元サイト:gierad.com

積水ハウスがIoT活用の社会システム整備事業に着手

2017年5月24日発表。これは日本のスマートハウス事情が大きく前進するための重要な過程といえます。
経済産業省の「平成28年度補正IoTを活用した社会システム整備事業」を受託した株式会社三菱総合研究所から再委託を受け、協業企業の1つである積水ハウス株式会社(以下、積水ハウス)も実証事業に着手します。
この実証事業では「住まい手に対して新しい価値を提供するため」に、住宅内に設置された機器間の連携やセキュリティ、安全性やプライバシーなどの課題に企業の枠を超えて取り組んでいくとのことで、進展効率が期待できます。また、実証フィールドには清水建設が首都圏に建築する「シャーメゾン」を選定し、「都市居住者に体験していただきます」としています。

また、この事業では大和ハウス工業も三菱総合研究所の採択予定事業者として受託しているとのことで、規模としてかなり大きな事業であることがわかります。
スマートハウス分野においては「提携」という形で住宅メーカーとIoT事業者が2社ほどで新しい商品・サービスを提供することが多くあります。
しかしこの事例では企業の枠を超えて、複数の協業企業がスマートハウス含めた社会システムの実証を進めています。

画像参照元:積水ハウス株式会社 PDF

sekisui.jpg

つまりスマートハウス含めた社会システム「全体」の最適なモデルが構築されていくことを意味しています。
最適なモデルが完成すれば多くの事業者が「簡単に導入できるスマートハウスシステム」を提供しはじめることが考えられ、私たちの生活環境に理想的なシステムを導入しやすくなることがうかがえます。
そのシステムは環境適合・コストの面から導入しやすくなると考えられ、私たちが簡単に導入することができるだけでなく、住宅メーカー側が「備え付け」として既にスマート化された住宅を提供しやすくもなります。

そして初期段階でのスマート化が容易になったことでサービスや価格による競争がおき、私たちはより便利なものを安く利用することができると考えられます。そのような意味でも、この事業は私たちの生活を家中便利なものにしていくといえます。

まとめ

いくつかのスマートハウス関連事例をご紹介いたしましたが、「もう既に生活に取り入れられている事例」から「これから」というような事例まで様々でした。中でもSynthetic Sensorsはスマートハウスを身近な存在とするのに大きく貢献しそうで、今後が楽しみなIoTデバイスです。
また、積水ハウスの実証事業も日本のスマートハウス事情に大きく影響することが見込まれます。スマートハウス・家電を利用する側の私たちは、今後に大きな期待をもつことができそうです。

    一覧へ     後の記事 >