色々なIOTの活用事例

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レオパレス21のIoT活用によるスマートハウス展開

株式会社レオパレス21(以下、レオパレス21)は、IoTのテクノロジーを活用したスマートハウス展開を進めています。
不動産業界大手のレオパレス21ですので、スマートハウス展開には多くのIoT関連企業と業務提携が必須です。
今回はレオパレス21がIoT関連企業と展開するスマートハウス化への取り組みをご紹介いたします。

レオパレス21のIoT化への取り組み

Leo Remocon

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2016年7月4日発表。株式会社グラモ(以下、グラモ)と提携して「Leo Remocon」を新たに共同で開発しました。
グラモのスマホ家電コントロールデバイス「iRemocon」を基に開発されたデバイスで、2016年10月完成物件より順次装備されていきました。
グラモは家電コントロール分野のパイオニアと呼ばれる企業です。

Leo Remoconは、赤外線でリモコン操作可能な家電を、スマートフォンから遠隔で操作することができます。
さらに、室内の温度・湿度・明るさの情報をスマートフォンに表示することもできます。
スマートフォンがリモコンのようになるイメージですが、もちろんそれだけではありません。
高性能赤外線学習ロジックや音声認識機能が搭載されているので、利便性や使用感は申し分ありません。

さらに、外出先からも自宅の家電を操作することができるので、たとえば自宅の温度を帰宅前に確認しエアコンを操作すれば、あらかじめ部屋を適温にしておくことなどが可能です。
また、GPS連動も可能で、駅などに到着した段階で家電を操作するといったこともできます。
登録順序で家電を操作することのできるマクロ機能やタイマー機能もあるため、個人の生活にフィットした設定が可能です。

レオパレス21HP

クラウド型防犯カメラサービスを賃貸物件に導入

2016年10月24日発表。
日本電気株式会社(以下、NEC)と提携し、レオパレス21の管理する物件向けにNECのクラウド型防犯カメラサービスの導入が開始されました。
このサービスによって、エントランスやゴミ捨て場、駐車場などに設置されたカメラから遠隔でリアルタイムに状況確認をすることができます。

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さらに、画像解析によって事前に「設定した範囲内」で「設定サイズの物体」の動きを検知すると、管理者にメールやアラート通知がおこなわれる「モーション検知機能」が搭載されています。
このサービスを導入することで、不審者の立ち入り・ゴミの散乱・違法駐車を早期に把握して対策することができます。
レオパレス21は、有事の際にも警察へ有力な情報提供することによって安心・安全な地域社会の実現に貢献するとしています。

同サービスでは記録・保存がクラウド上のサーバーで可能なため、レコーダーの設置場所が不要です。そのため定期メンテナンス・故障時の交換が発生しません。
レオパレス21は「本サービスについて年間1000棟の導入を目指す」としています。

居住者への広告配信を開始

2017年3月より開始。
株式会社マイクロアドデジタルサイネージ(以下、MADS)と業務提携し、レオパレス21が入居者向けインターネットサービス「LEONET(レオネット)」内で標準設備として提供している「Life Stick(ライフスティック)」への広告配信を開始しました。

LEONETというのはレオパレス21の入居者にむけて提供されているインターネットサービスのことです。
2016年7月1日に新サービスへの拡充があってから、入居者はLife Stickをテレビにコネクトすることにより、生活をサポートする「LEONET マイルーム」、VOD(ビデオオンデマンド)などが楽しめる「LEONET TV」、TSUTAYA movieなどが楽しめる「Android TV」が利用可能となりました。

Life Stickへの広告配信はMADSが提供しているデジタルサイネージアドネットワークである「MONOLITHS」よりおこなわれます。この提携により、これまでにMONOLITHSの広告媒体だった屋外サイネージ・インストアサイネージなどデジタルサイネージ媒体に加え、レオパレス21の居住空間を広告媒体とすることができます。

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【画像参照元】 MADS 株式会社マイクロアドデジタルサイネージ

「Leo Lock」

2017年4月10日発表。この事例もグラモと提携したものです。「Leo Lock」はグラモが既に展開しているスマートロックをレオパレス21の仕様に合わせる形で共同開発されました。
新築住宅全戸の玄関キーをスマートフォン・ICカード対応にすることで、シリンダー錠が不要になります。これは賃貸業界大手で初であると言われています。
同年4月より受注した10月の完成物件から順次搭載し、当初年間約1万戸への導入を目指しているとのことです。
また、ネットワーク連携型スマートロック・家電コントロール機能を搭載した賃貸住宅としては国内最大規模になると見込んでいるようです。

玄関ドア開錠に必要な暗証キーをリモート操作でどこでも直ちに発行可能なので、引越しの際の鍵の受け渡しにかかる手間を省くことができます。
レオパレス21の業務システムと連携することにより、入退去時の鍵の受け渡しなどに発生していた年間約5億円のコストを削減することができるようです。

入居者にとっては鍵紛失時の対応等の管理業務が遠隔でおこなわれるため利便性が向上します。
これから居住を考えている場合でも、鍵の受け渡しが遠隔にて可能なため無人で物件下見が可能です。
ワンタイムパスワードの発行が可能で、第三者に一時的に利用可能な鍵を発行することもできます。

グラモと提携して開発したLeo Remoconと連動させることで、アプリから施錠・開錠の確認を遠隔でおこなうことができます。
さらに、鍵の開け閉めで室内の電灯を自動的に点灯・消灯させることも可能となっています。

心配なセキュリティにおいても、通信経路の暗号化やNFCカードの対偽造性、筐体のメタル化などでソフト面もハード面もカバーしています。
さらに、無理な施錠や火災などによる異常な温度変化の検知をスマートロック経由で、指定された宛て先に送ることも可能です。

開錠・施錠にはテンキーによる暗証番号入力方式・NFC・Felicaを搭載したスマートフォン・ICカードも利用可能となっており、多くの利用者に対応しやすくなっています。
Leo Lockでは、従来のスマートロックで主流だった施錠・開錠にモーター駆動を用いる製品とは違い、手動方式とモーター駆動方式の2つの機構を備えています。
これにより、遠隔操作時のみモーター駆動とすることで大幅に消費電力を抑えています。さらに、モーター等の駆動部分の長寿命化も実現しています。

レオパレス21はIoTを大いに取り入れている

レオパレス21は積極的にIoTを取り入れることによって、コスト削減・業務拡大・生活環境やトラブル対応の充実を図り、利用者の利便性向上などを実現しています。5GやエッジコンピューティングなどIoTの伸び代がまだ多くある現在は、レオパレス21のスマートハウス展開にも同時に期待することができます。

【画像参照:レオパレス21 HP】
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