色々なIOTの活用事例

私たちの生活をより便利にする様々なIOTの活用事例をご紹介

最先端のコラボレーション「IoT×VR」でどんなことが可能になるのか

IoT(Internet of Things)とVR(Virtual Reality)はどちらも最先端のテクノロジーであり、世界中で更なる開発が日々行われています。
その両者がコラボレーションして新しい何かを生み出すとすれば、それもまた最先端となります。

今回は最先端のコラボレーションと言える「IoT×VR」によって何が生まれるのか、何が可能になるのかをご紹介致します。
さらに、IoTとVRの背景的な繋がりや課題などもご紹介し今後に持てる期待を解説致します。

両者が出会うのは必然と言えた

まずはIoTとVRの背景についてご紹介致します。
テクノロジーの最先端にある両者(IoTとVR)ですが、IoTがシステムやネットワークの概念であり、VRは映像分野のテクノロジーで別領域です。
その両者が出会った背景にはどのような要因があったのでしょうか。考えられる要因は「応用範囲の広さ」です。
それぞれの主な応用範囲を確認していきます。

IoTが活用されている分野は、その名前の通りモノ全般なので応用範囲は広いことがわかります。
インターネットに繋がるものであれば全てIoTに関するものと言えますし、IoTが含むFinTechという概念・テクノロジーを含めればさらに範囲は拡がります。

次にVRの応用範囲を確認します。
VRは映像や音で仮想現実を感じさせるテクノロジーであり、映像に関した分野であれば基本的に応用可能です。
既存の映像分野を体感型に進化させたものがVRと考えられるため、応用範囲はとても広いことがわかります。

このようにIoTもVRも応用範囲の広い分野なので、お互いの応用分野が重なり合うことは必然だったと言えます。
また、応用範囲の広さによって重なり合う分野も増えIoT×VRによって生まれるものは多くなります。

ではこれからIoT×VRによって生まれた製品・サービスの事例をご紹介致します。
先述のようにIoT×VRで生まれるものは多いため、比較的に新しく話題となったものをご紹介致します。

IoT×VRで生まれた製品・サービス事例

アリババ「Buy+」

中国でオンラインショッピングなどIT事業を展開するアリババ(Alibaba)が、VRを活用したオンラインショッピング「Buy+(バイプラス)」を2016年に実現しました。
Buy+を利用することにより仮想現実の店内を見てまわり、気になる商品は手にとって見ることも可能です。

大成建設「T-iROBO Remote Viewer」

2017年1月に大成建設が「遠隔地から重機作業を可能」とするシステム「T-iROBO Remote Viewer」を開発しました。
実際に搭乗している感覚で操縦することがVRにより可能で、専用通信機器を使用するため遅延による悪影響も解消されています。
T-iROBO Remote Viewerを活用することにより、災害現場や高放射線量環境での2次災害リスクを抑えた遠隔作業が可能です。
さらに、安全性が求められる建設・土木工事にも適用できます。

Google「WebVR」

言わずと知れた米IT関連企業Googleが、自社提供ブラウザアプリケーション「Chrome」に2017年2月追加したのが「WebVR」です。
同年4月からWebVRはCardbordヘッドセットに対応しました。
このCardboadヘッドセットもGoogleが提供しているため既に多くのユーザーがWEBや専用のアプリケーションを利用しています。

参照:Google公式ブログ(英文)

VRize「VRize Video」

2017年5月に開催された第11期「DemoDay」でVRizeから「VRize Video」の発表がありました。
DemoDayというのはKDDIのアクセラレータプログラム「KDDI ∞ LABO」の成果発表です。
VRize Videoでは物理的に離れたユーザー同士が同じVR空間内に動画を映し楽しめます。
さらに、展開する「VRize Ad」はVR空間内のテレビ広告商品映像が3Dモデルとして同空間に表示される広告です。

Valve Corporation「SteamVR」

PCゲームダウンロード販売プラットフォームである「Steam」のPCゲーム用VRシステムが「SteamVR」です。既にVRとオンラインプレイに対応したゲームもダウンロード可能です。VRは元々ゲーム分野に特化していたこともあり、ゲーム関連のIoT×VRは比較的に多く存在します。

○IoTもVRも伸び代のある分野
いくつかIoT×VRの具体事例をピックアップしましたが、これも全体のほんの一部です。IoTもVRも、それぞれが伸び代のある分野ということで更に新しいものが生まれていきます。
○外出が必要だったことも在宅・オフィスで可能に
先述のIoT×VRの具体事例より、「生活のほとんどがこれから屋内で可能になる」と感じられます。例えば在宅にて、仮想オフィス内で働く、仮想空間内で会議をする、遠隔にて現場感覚の作業を行う、仮想店舗内でショッピングをする等が考えられますが、それらは本来外出が必要だったことです。IoT×VRは病気や怪我等で外出が困難な方には特に期待される分野だと考えられます。
○まだいくつかの課題は存在する
発展によるメリットが多いIoT×VRでは、現状にいくつかの課題が存在します。まず、生活に活用できる環境が少ない点が挙げられます。IoT×VRによるイノベーションやソリューションは既に多いものの、それらを日常生活に活用できる環境が多くありません。
○「IoT×VR×5G」でさらなるイノベーションを実現
ここまではIoT×VRについてご紹介致しました。しかし、さらに新しい要素を加えることでIoT×VRの進化を促進し、拡がりを早めることができます。その新しい要素として注目されているのが「5G」です。5Gは大容量の通信と低遅延を可能とするテクノロジーで、映像等の大容量情報を通信するIoT×VRには相性が良いです。2017年2月に国内初の28GHz帯(5G)ハンドオーバーに成功した通信事業大手KDDIは、バスの移動に追従する映像合成VR技術など、5Gに関してのデモンストレーションを同年行いました。
○課題もこれからの伸び代と言える
日常生活レベルへの普及など課題があるIoT×VRですが、それは今後の伸び代と言えます。現状の課題をクリアできれば更に多くのソリューションを生み出すことが明らかなため、今後に期待の持てる組み合わせと言えます。
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