色々なIOTの活用事例

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NTTドコモに見える最先端IOT

モバイル事業のIoT最大手といえば「NTTドコモ」

携帯電話キャリアとして認知度の高いNTTドコモは、日本の通信事業最大手である日本電信電話株式会社(NTT)の子会社です。
そのNTTドコモは無線通信系IoTの分野においても最大手であることはご存知でしょうか。今回はNTTドコモのIoTへの取り組みをご紹介すると共に、そこから見えるIoTの最先端についても解説致します。

NTTドコモの主な事業内容

NTTグループはコングロマリットとしてあらゆる分野へ展開していますが、その中でモバイル事業の無線通信サービスやテクノロジー開発を主としているのがNTTドコモです。
NTTドコモは先述の他にインターネットプロバイダサービスや、モバイルに関連した決済サービスなども事業として行ってきました。
このように通信事業を主としているNTTドコモであればIoT分野への取り組みも意外ではないですが、具体的にはどのような動機があったのでしょうか。

なぜNTTドコモがIoT事業に取り組むのか

1999年以降のNTTグループ再編により、各子会社の位置付けが明確となったためNTTドコモがIoT分野へ取り組む動きを強めた背景になったと言えます。
この再編によりNTTドコモはNTTコミュニケーションズやNTTデータと同じく「競争会社」として位置付けられました。

この競争会社に掲げられた当初のミッションは「自由競争下での情報流通事業の拡大」と「国際展開競争力の強化」です。
これがNTTドコモをIoT事業へと向かわせる大きな要因になったと考えられます。
では先述の2つのミッションが何故IoT事業への取り組みを強めたと言えるのでしょうか。

まず「自由競争下での情報流通事業の拡大」ですが、それを実現するためには情報流通事業の最先端トレンドであるIoTを取り入れることが必須です。
次の「国際展開競争力の強化」も国際的な通信ネットワークのトレンドであるIoTを取り入れざるを得ません。
これらの事情よりNTTドコモはIoT事業へ本格的に進む必要があったと考えられます。
その結果、NTTはどのようなイノベーションを起こしてきたのでしょうか。

NTTドコモから見える最先端IoTとは

NTTドコモが生み出してきたIoTイノベーションには日本初の「おサイフケータイ」などがあり、IoTの要素であるFinTechにも大きく影響しました。
NTTドコモは自らの事業分野にIoTを活用し最先端テクノロジーを創造しているので、これからのNTTドコモの取り組みを知ることでIoTの最先端を知ることができます。

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ここからはNTTドコモのIoT活用事例をご紹介し、IoTの最先端を確認していきます。
2017年4月17日には「世界初の浮遊球体ドローンディスプレイを開発した」という発表がありました。
仕組みはドローンを覆う環状のLEDを高速回転させ、それによって生まれる残像効果を利用して映像を表示するというものです。

一見ではIoTと結び付きづらいですが、遠隔・自立で会場の装飾や広告となることを考えると立派にIoTとなり得ます。
そして同年5月17日には災害時を想定した「ドローン中継局による携帯電話サービスのエリア化」に成功したという発表がありました。
ドローンに小型の基地局を搭載し臨時のエリアを形成することができたため、移動基地局車では対応することが困難な現場での活躍が期待されています。

先述したNTTドコモのIoTへの取り組みから、IoT事業の最先端トレンドはドローンへの活用にあることがわかります。
しかし、NTTドコモのIoT事業への取り組みはまだあります。取り組みの中で特に注目されているのが「beyond宣言」です。
これからbeyond宣言がどのようなものかを解説致します。

「beyond宣言」から読みとれる今後のNTTドコモの動向

5g.jpg 2017年4月27日にNTTドコモから発表された「beyond宣言」は、TOKYOオリンピック開催の2020年に向けた中期戦略のことです。
その戦略の核となるのが「5G」という通信技術で、6つの宣言の内容も5Gがもたらすイノベーションがベースとなっています。
また、宣言の1~3が「お客様への3つの宣言」、4~6が「パートナーへの3つの宣言」となっています。以下にそれぞれの要約を示しました。
マーケットリーダー宣言
「テクノロジーとサービスの両面から先導するマーケットリーダーを目指す」
スタイル革新宣言
「5Gを活かしたVRやAI、ドローンやIoT分野のプロジェクトを推進する」
安心快適サポート宣言
「AIを活用してお客様接点の進化を目指す」
産業創出宣言
「通信インフラ分野で世界を先導し、世界や産業の発展に貢献する」
ソリューション協創宣言
「第一弾として働き方改革を行い、最終的に豊かな社会の実現などを目指す」
パートナー商流拡大宣言
「IoTなどオープンなビジネスプラットフォームの進化で共に商流拡大を目指す」

以上がbeyond宣言の要約です。内容を見ていくと、競争会社としてのミッションの影響が感じられます。 5GによってIoTを活用していくことや、IoTと関係の深いドローンロボティクスについても推進していく旨の内容があります。 これらのbeyond宣言がNTTドコモの今後の指針とも呼べるものです。

NTTドコモには今まで以上に期待が高まっている

NTTのIR資料には主要5社が記載されており、その中にはNTTドコモも含まれています。 つまり日本電信電話の株価にも大きく影響すると考えられます。

今年3月期の決算ではNTTは過去最高益となりました。 額にして初の8000億円超を記録したのですが、その要因として大きいのがNTTドコモの好調と言われています。 以上のことからNTTドコモにはこれからもさらに期待が高まっていくと考えられます。

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