色々なIOTの活用事例

私たちの生活をより便利にする様々なIOTの活用事例をご紹介

IoTで病気の予防ができる?

目次

  1. はじめに
  2. 自宅のトイレで健康診断
  3. 腕時計で血圧測定
  4. さいごに

はじめに

病気になると、肉体的・精神的なダメージだけでなく、家族や職場などにも負担をかけます。
誰しも、病気を未然に防いだり、病気の予兆をいち早く察知して症状を最小限に抑えたいと考えるのが普通です。
そこで今回は、予防医療やセルフケアの分野で開発が進められているIoTテクノロジーの一例を、簡単に紹介していきます。

 

自宅のトイレで健康診断

健康診断にいくと、必ずといっていいほど「検尿」があります。
尿検査は健康状態を把握するための良い手段。もし、日常的に尿の状態を調べることができれば、健康管理に大いに役立ちます。
とはいえ、頻繁に健康診断を行うことは非現実的ですし、通常の人が健康診断で尿を調べる機会は、せいぜい年1回ほどではないでしょうか?

そこで期待されるのが、家庭用トイレを活用した排泄物の検査システム。

画像参照元:IT medica News

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人間であれば必ず用を足しますから、ほとんどの人は毎日トイレを利用しているはずです。
そこにIoTを結び付けて、日常的に体調管理ができるサービスを手掛けはじめたのが、東京都葛飾区に拠点を置くサイマックス社。

サイマックス社が手がけるサービスは、トイレに後付けできる装置を使って排泄物を分析し、結果をスマートフォン等のデバイスで管理できる仕組み。
日常的に排泄物の状態をチェックすることで、糖尿病や高血圧、痛風などの予兆を把握することができるようになります。

また、他社が手がけるこういったサービスは、価格が数百万・数千万円と高額になるのがネックですが、サイマックス社では、それらよりも安価に提供できるサービスを目指しているとのこと。
仕事に追われ健康管理がおろそかになっているビジネスマンや、無医村区・僻地に住む高齢者のセルフケアなどに有益なサービスとして、これからの実用化に期待がかかります。

※サイマックス社のサービスは、診断や治療を行うものではありません。

 

腕時計で血圧測定

脳卒中や心臓病リスクを高める高血圧。
健康診断などで血圧が高めと言われたり、身内に高血圧の人がいる方は、飲酒や喫煙、塩分の摂取量などを控えたりと、それぞれで対策をしている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、自宅に血圧計を用意したり、毎日決まった時間に血圧を測定して記録していく作業は意外と面倒。

そんな血圧測定を手軽にするのが、オムロン社が米国向けに開発中のウェアラブルIoTデバイス「Project Zero 2.0」。

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Project Zero 2.0は腕時計型のIoTデバイスで、腕時計としての役割に加え、歩数や消費カロリー計測、睡眠の質といったヘルスメーターの機能も搭載したもの。
測定したデータは、専用のアプリを使ってスマートフォンなどで管理することもできます。
ただしここまでは、ほかのウェアラブルデバイスと大差ありません。

Project Zero 2.0が特徴的なのは、ボタンひとつで、臨床水準の血圧・脈拍測定ができること。
これであれば、いつでもどこでも血圧測定が可能になり、例えば出張先や旅行先などでの測定時に重宝します。

オムロン社では、2018年中に米国内での販売を目指しており、次世代のヘルスメーターとして、今後も注目が集まりそうです。

さいごに

ウェアラブルデバイスなどで得られるモニタリングデータは、ビックデータとして活用することも考えられます。
多くの人々のモニタリングデータを統計解析することで、病気になりやすい人の傾向なども分かるようになるかもしれません。
そういったように、IoTが医療と密接に結び付けば、自信の健康管理のみならず、医療の発展につながる可能性もあるのです。

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